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あの友達は元気かな、、、

お正月に帰省し、冬の田舎風景を眺めながら、ぼんやりと過去を思い出していた。




物心ついた頃から私は活発で、お人形遊びやお絵描きも好きだったけど、ほとんど外で遊ぶような幼少期。

自身でも”落ち着き”が欲しいと思えるくらいに、よく喋るし動き回るし、元気が取り柄だったのかも。

年の近い妹もいて、積極的に何事も率先していたし、きっと"あの時"も小さい責任感や正義感から生まれたのかもしれない。と思っていた。




小学校へ上がり、クラス替えがあった時、何日経ってもいつも空いている席があった。

クラスの皆は知ってか知らずか、それが普通かのように日々が過ぎていく。

疑問に思い、その席の子について、以前同じクラスだった子に話を聞いた。

「前から不登校だったよ」

幼いながらにショックを感じた記憶がある。




それからというもの、私はその子へプリントを持っていくようにした。

今までは近所の子が渡していたみたいだけど、それでも現状が変わらないのなら意味がないと思い、子供のくせに妙な自信を持ってその子へ会いに行くことにした。

今思うと、相手を考えず家庭の事情もあるかもしれないのに、本当にお節介な奴だっと思う、、、




初めて会った時は今でも覚えている。

私とは、真逆な雰囲気の女の子だった。

仲良くなれるかな…と不安に思っていたけれど、
徐々に会うことで趣味が共通している事が分かり、学校帰りはいつもその子のお家へ遊びに行くことが習慣となった。

趣味といっても、各分野ではやはり真逆である。

彼女はサンデー派で、私はジャンプ派。

彼女は繊細な絵を描き、私は派手な方が好き。

大雑把な私とは違い、彼女は本当に繊細な子で、
霊感が強く、実体験や身内にあった心霊系の怖い話をしてくる。




私には元々仲のいい子がいて、当時二人でハマっていたのがこっくりさんだった。

ある日の放課後、学校の裏庭でこっくりさんをした時も、彼女は叱って止めてくれた。
(隣の林に祠がある事をいいことに始めたが、本当にやばかったらしい…)




色んな漫画やアニメも教えてくれて、漫画も描き始め、
小学生ながら地元の同人誌即売会へ幾度となくサークル参加した。

その子のお家でいつも各々漫画を描き、宿題も、夏休みの自由研究も一緒にした。




気付けば、いつの間にかその子は登校していた。

いつも一緒にいたから、当時は特別に思わなかったけど、その子が学校に行くきっかけとなれたのなら嬉しいと思う。




それから中学校へ上がった時、同じクラスの子で来たり来なかったりする子がいた。

そういう子を放っておけない性分なのだと思う。

その子は男の子だったので、近しい子と共に話をするようになった。

聞けば、とあるバンドが好きらしい。

流行する前から好きだったらしく、当時流行った曲をきっかけに私も前作のアルバムから聴いてて好きだった。

皆でカラオケに行ったり、楽器を始めてみたり、映画も観に行ったりと交友を深めた。




その子も気付けば学校で会うことが増えて、クラスの皆と打ち解けていたと思う。

ただ、進路相談があった頃から、また見かけなくなってしまったけど、、、

私も自分のことでいっぱいで、友達たちと遊ぶこともほとんど無かった。




あれからそれぞれの道を進んで、いつしか成人式を迎えた時、式場に彼女や彼はいなかった。

彼女のお家は知っていたので、成人式の後に手紙を書き、お家のポストへ入れた。

携帯へメールが来て、それから彼女とは連絡を取り合うようにはなった。




前置きが長くなったけれど、
当時の私はただ皆と仲良くしたいだけなのだと思っていた。

しかし、大人になって”今の経験”と考察してみると、妙なことに気付く。




もしかして、他の人が知らない一面を見たかった、知りたかったのかも、、、




SMが好きな理由は、男性が自分の前だけに見せる秘密の姿が好き。

それに共通している部分が、少しあるのかもしれない。



共通していないのは性的かどうかで、
実は昔から”人の見えない部分を見る”ことに興味があったのかもしれない。



まさか当時の行いが、今の心理と通じるところがあるかもしれない発見に、面白みを感じました。

こういう発見があるから、自身の体験や他人の言動や行動をたまに思い出して、改めて考察するのが好きです。




ちなみに他の人の知らない部分を見たい、知りたいことに独占欲は伴わず、
友達が他の子と仲良くしていようが、M男くんが他の女王様へ行っていようが、それはその人自身の事柄なので、そこに嫉妬心はありません。

むしろ私が与えれない分野において、もっと経験して感性がより豊かになれれば良いと思います。

他を体験しなければ、何が良くて何が嫌なのかも分かりません。




混合してしまいましたが、
一般的であれば、その人の特性を知ること。
SMであれば、その人の秘密の姿を見てみたいという、見たい・知りたいの興味は共通しているのだと思いました。




それと近しいことで、今回実家へ帰った際、弟の仕事の話をしていた時のこと。

社会に出れば、どんなに苦手な人でも関りを持たなくてはいけない事もあるけれど、
その人の良い部分を見付けることで、見方が変わり、自分自身を変えてくれるというお話をしました。




人の特性を見付ける、心理を考察することで、
見えなかったものが見えてきます。

しかも経験が増えれば増えるほど、見方は様変わりし、物事の考え方や捉え方に豊かさを与えてくれる。




目に見えるものより、
見えない部分を炙り出す愉しさ、、、

SMならば、それが攻め手の愉しさでもありましょう。






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